《噂の終着駅》すべてのプラスチック容器には可塑剤が入っている?基準を満たしていれば問題ありません!

2020-12-17
「プラスチック製の食品を電子レンジで加熱すると、可塑剤を食べてしまうことになる!」「メラミン食器を使うとガンの原因になるかも!」などとよくインターネット上で噂されています。

検証結果:

衛生福利部の食品薬物管理局は、可塑剤と呼ばれる物質は、材料の柔軟性を高めたり、材料を液化したりする添加剤であるとしていますが、すべてのプラスチック製品に可塑剤が含まれているわけではありません。例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)の材質には可塑剤を添加する必要はありません。これについて食品薬物管理局は、関連する基準を明定しており、プラスチック容器が「食品器具容器包装の衛生基準」を満たしている限り、通常の使用条件下で生理学的影響を引き起こすことはなく、一般市民の皆さんはそこまで心配する必要はない、としています。

資料ソース: https://news.ltn.com.tw/news/life/paper/1348043


一般的な可塑剤実験
化学名 CAS No.: 限界値
フタル酸ジイソブチル/ DIBP
(Diisobutyl phthalate)
84-69-5 1 ppm
フタル酸ブチルベンジル/ BBP
(ButylBenzyl phthalate)
85-68-7 1 ppm
フタル酸ビス(2-エチルヘキシル)/   DEHP
(Di- (2-ethylhexyl) phthalate)
117-81-7 1 ppm
フタル酸ジイソデシル/ DIDP (Diisodecylphthalate) 26761-40-0; 68515-49-1 1 ppm
フタル酸ジイソノニル/ DINP (Diisononylphthalate) 28553-12-0; 68515-48-0 1 ppm
フタル酸ジ-n-オクチル/ DNOP
(Di-noctylphthalate)
117-84-0 1 ppm
フタル酸ジブチル/ DBP
(Dibutylphthalate)
84-74-2 1 ppm